誰もが歳を取り転職を考えるでしょう
とび職は肉体的にハードな職なので歳を取っていくと転職を考えるようになると思います
特に夏場は毎年のようにもっと楽な仕事にしようかと考える人も多いでしょう
怪我や持病で続けれなくなった人や限界を感じてる人の為に考察してみました
一体とび職からの転職は何がいいのか?
とび職以外の建設業の方にも参考になればと思います
私の周りの職人さんを基本としているので地域や元請けによって単価も変わり、待遇の違いもあるのをご了承下さい。
(私の住んでいる四国を参考にしています)
リーダー以上の立場につけてない人は早目に転職した方がいいかもしれません
40歳くらいの体力的にまだまだやれる歳でも職長並みに発言力が無い方は歳を取り過ぎて後悔する前に転職しておいた方がいいかもしれません
指揮ができる立場なら高齢になっても会社から重宝されるでしょうが指揮もできなければ先に体が壊れてしまうか戦力にならなくなり最悪給料を下げられる可能性まで考えられます
そのような方は早目に転職し、他の業種で再出発した方がいいのかもしれません
他の会社を見ても年配の方が手元のように使われてる場面も見てしまいます
その会社や仲間が好きで不満もない
他より給料がいい
という方以外は転職してみて他の技術で勝負してみるのもいいでしょう
参考程度に私が転職するならといった視点でみてみましょう
土工さん
鳶職を引退したら先に思いつくのが土工さんではないでしょうか
掘削をマスターし、ユンボにさえ乗れれば生涯安定といえますね
ただその席は非常に少ないので普通の土工さんを覚悟しないといけません
鳶職からの転職なら何も不安はないので職長クラスにはすぐなれると思います
大工さん
これは相当な技と知識が必要なので若い時から修行してないと厳しいでしょうね
とび職から転職する人は少ないと思われます
鳶では経験ありませんがあるゼネコンの下請けの大工さんは朝1時間早出をし残業もしてたのでそんなに忙しいのか聞いたらこれくらいやらないと飯が食えないと言ってたので元請けがしっかりしてる所でないと待遇は厳しい?
工期にも追われるので民間の家を建てる大工さんの方が待遇もいいのかもしれませんね
鉄筋屋さん
鳶さん、大工さんより危険は少ないかもしれませんがハードな仕事と思います
夏場のスラブ上や地中梁で配筋するのは鳶以上の体力が必要に思える場合もあります
女性の職人さんもたまに見かけますが高齢での転職には向いてなさそうです
左官屋さん
こちらも技術が必要ですね
腰への負担もありそうなので腰痛持ちの方は厳しそうです
足腰が強くコテ使いもやれそうな方ならいいかもしれませんね
設備屋さん
ここが一押しと思われます
玉掛けや高所作業車の資格もある場合、一番早く適応できそうな気がします
私が転職するならまず設備屋さんを探してみるでしょう
配管屋さん
こちらも高齢になってもできそうで年収も悪くなさそうです
ただ工期が詰まってくるとしわ寄せがくるのでそれさえ我慢すればよさそうです
何より保険関連も充実してる会社が多いです
電気屋さん
これは必要な資格が多いので途中からの転職には厳しいと思います
求人も多く待遇も良さそうですが要資格なので初心者には敷居が高いでしょう
トラックの運転手
大型の免許さえあればできそうですが正社員より派遣タイプに変わってきており待遇も下がってきています
私の同級生も仕事が減って転職してしまったし事故や違反で免許の点数が減れば車の運転さえもできくなるリスクがあります
将来の事を考え若い時から資格は取っておきましょう
大体職人さんが転職するならこの辺りが転職しやすいでしょう
将来何があるか分かりません、取れる資格はできるだけ取っておきましょう
このサイトでは何度も書いてますが既に資格の時代です
今は東京オリンピックの会場建設あり景気がよくても来年はどうなるか保証はありません
現在既にGDPと呼ばれてる日本の景気の目安となる国内生産量も大幅に下がってるし新型コロナウィルスの影響で景気もますます下がり、来年の仕事も減ってくる可能性も大いに考えられます
どの職種でも職長を目指すのは勿論の事、転職しても有利になるよう資格は取っておきどのような状況にも対応できる準備はしておきましょう