鳶職は有名ですが私達を陰で支えてくれる人達がいます
現場で作業してる人達以外にはあまり知られてないですが縁の下の力持ちとも言える方達がいます
この方達の段取りや専門知識と腕前で作業の危険も減り、作業日数の短縮にも繋がるのでとても大切です
本記事ではそんなとび職を陰で支えてくれている業者さんを書いています
機械屋さん
主に工事用エレベーターやタワークレーンの組立・解体に携わる職人さんで機械の段取りから組立・解体・搬入・搬出まで幅広く共に作業してくれます
現場に入ってる人でも『機械屋さんかぁ』くらいしか思わなく、尊敬される職ではないと思われがちですが私達とび職ではとても重要な方達なのです
機械屋さんが機械や部材搬入の段取りもしてくれるので機械屋さんが指揮してくれ、とび職人が順番に沿って取り付けていく感じですね
冒頭でも書いたとおり、段取りがいいベテランの機械屋さんが相番に付いてくれると効率が上がるだけでなく鳶職人も危険に晒される事も減りますよね。
そして鳶職もクライミングといわれる工事用エレベーターやタワークレーンのせり上げはマストと呼ばれる支柱を上に繋げていく感じなのであまり知識も必要ありませんが機械の初期設置には知識が必要となります
都会のとび職人なら慣れてるかもしれませんが地方の鳶職はタワークレーンは勿論の事、工事用エレベーターでさえ設置する現場はそう無いので取り付ける順番とか忘れる事が多く凄く助けて貰っています
クレーンの運転手(オペレーター)さん
これはほとんどの職人さんがお世話になって貰ってるはずなので分かりますね
通常の玉掛け作業では上手さが分かる場面はそうないですが鉄骨鳶なら凄く共感してくれると思います
上手いオペさんだと合図で微調整をほぼしなくてもボルトを入れれるくらい絶妙な運転をしてきます
それもこっちからは運転席が見えずらくて合図しにくいポジションにもかかわらずそんな技を使ってくるので驚きます
まさに神業としか思えません ・・・
そんな腕のいいオペさんはやはり鉄骨の建方へ先に指名で取られるのでたまたま空いた日にしか会えないかもしれませんね
以前そんな神業を使うオペさんに無線で「どうしてそんな見えない場所でもバッチリの位置へ持ってこれるの?」と質問したところ、カンと経験らしいです
そのオペさんが「こんな私でも昔鉄骨鳶の親方に下手だと怒られ泣いて帰った日もある」と言ってたので努力の賜物でしょうね
現場監督さん
最後はこの方達でしょう
所長クラスは別ですが監督さんにも影で助けられてる事は多いです
現在は残業の規制が厳しくなり夜中まで残ってる監督さんは少なくなったかもしれませんが10年前でも忙しすぎて恋人と会えずフラれてしまったとか、帰宅してたら睡眠時間が無くなると事務所に泊まってる監督さんもいましたね
朝は職人が来る前に現場へ行って門を開け、現場に職人が居なくなってから事務所へ戻り次の日の段取りをしてやっと帰れるので相当きつい仕事と思います
というようにとび職人もこの方達の支えがあって快適に作業ができてるといえるでしょう
正に縁の下の力持ちです
是非注目してあげてください 😮