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鳶職から分析する移動式クレーン運転士【思うより過酷です】

建設業に欠かせない職業のひとつ「移動式クレーン」

建設業において欠かせない物のひとつにクレーンがあります

よく工事現場で見かけるので職人で無くてもご存じでしょう

私も鳶職なのでよくお世話になっていますが重機(クレーン)を運転してるだけで仕事は楽そうなイメージもあるのではないでしょうか?

よく無線機を使用して運転手(オペレーター)の方と仕事するんですが作業の合間に普段の会話もしたりします

その時にオペさんの苦労話しも聞ける事があるので本記事ではそんな移動式クレーンのオペさんの苦労話を紹介しようと思います

運転士は思ったより過酷な仕事です

多くのオペさんが言っていた過酷な点をまとめてみました

 

朝早く帰りは遅い

これは公道を走り現場へ向かう時にクレーン車は重く、走行に時間がかかるので朝早く出発し帰りも遅くなるという事です

たまに作業が早く終わり定時前に帰れる事もありますがそんな事はたまにしかありません

我々職人もその事を知ってるので早く作業を終わらせてあげたいのですが中々早く出発させてあげれないのが現実です

 

気を使う

これは重い荷物を上げたり降ろしたりしなければいけないので操作にはかなり気を使います

「あと1cm荷物を降ろして欲しい」というような細かい注文もあり、操作を誤ってしまうと腕が悪いと判断されオペをチェンジさせられる事もあります

ちなみにそんな運転が上手い運転手は特に鉄骨の建て方で重宝されるのでそちらにいつも指名され通常の現場にそんな上手い運転手は中々来ないといった話しもあります

 

現場で眠気と戦う

私なら寒い日に車中で暖房を効かせポカポカした状態で作業がたまにしか呼ばれないと寝てしまいますね

実際作業がスポットで次の作業が30分待ちとかになるとウトウトして寝てるオペさんもいます

悪気も無いだろうし大変さも分かってるのでこちらはちゃんと目を覚ましたか確認し作業を再開しますが眠気との戦いがあります

寒い日でも窓を全開にして作業してるのは眠気覚ましの為でもありますね

 

給料もそんなにいいとはいえない

それ程大変な仕事なので給料はいいだろうと思いますがオペさんに聞いたところそれ程良くはないそうです

私が聞いたオペさんは手取りが20万以下で仕事が無いと差し引かれると言ってました・・・

オペさんも現場が無いと給料も減るという事です

職人と同じようにクレーンの会社同士で現場の取り合いがあり値下げ交渉もあるという事を覚えておきましょう

 

見ていると楽そうに思える移動式クレーンのオペさんの大変さが少しは理解できたでしょうか?

是非この大変さを知り大切に使ってあげたいですね

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