「キツイ」「汚い」「危険」
肉体労働といえば「キツイ」「汚い」「危険」の3Kが思い浮かぶのではないでしょうか?
たしかにその3Kと呼ばれる事は実際合ってますが現在は様々な企業の活動のおかげで20年前と比べると相当清潔で安全になってきてるものです
貴方がもしも肉体労働への転職を考えた時に
「肉体労働ってどんな感じ?」
「現場の仕事って怖くない?」
「誰でもできるの?」
と思う疑問を現場作業歴20年以上の私が肉体労働の長所と短所も交えて紹介します
肉体労働の長所と短所
肉体労働にも色んな職業がありますが私はその中でもトップクラスにキツくて危険な鳶職をしています
危険といっても現在は安全基準法も厳重になってきてるので「そこまでしなくても・・」という程安全対策はされるようになっているので高所が苦手な人でも落下する事はまずありません
(怖がってる方が安全でむしろ高所が怖くない人の方が安全を怠るので危険)
なので初心者の人でも可能です
肉体労働のいい所
自分の長所を活かせる
肉体労働といえば「力が無いと出来ない」と思いがちですが実はそうではなく、力はそこまで無いけど頭を使って作業を効率良く有利に進める人も中には存在しています
なのでそのような頭脳プレイで職長に成り上がる人も居たりするので力で勝負するか頭脳で勝負するかといった自分の得意なスタイルでも職長クラスになれる仕事です
当然両方兼ね備えてる方がいいですが力か頭脳のどちらかを磨く事で管理職にも十分なれる仕事でもあります
筋トレしながら給料を貰える
仕事をしてるだけで筋肉が付くという考え方もでき、運動不足でランニングしてる人を見かけますがそんな心配も無く「毎日筋トレをしてる」と考える事で重労働も前向きに考えれたりします
昼の休憩時に寝転んで空を見る
社会人になるとどうしても「空を見上げる」って事が無くなってきますよね?
体を動かして休憩してる時に見る青空はとても爽快!
「この仕事をしてて良かった」と思える瞬間でもあります
残業が少ない
職人は残業を嫌う人がとても多いので残業は基本ありません
(あっても月に平均5時間程度)
反対に現場の作業が早く終わる事がある点も魅力の1つともいえますね
(2人だと残業になるけれど3人だと15時に終わるって時もある)
気が楽
ノルマも無く普通の仕事に比べると気持ちが楽な仕事でもあり過去の履歴もあまり関係なくやる気さえあれば雇って貰えるのも気持ち的に楽です
転職もしやすい
職場仲間との関係が悪化したり会社の待遇が悪くなったりしてもすぐ転職できたりします
仕事が出来るようになると「前の会社は〇〇円貰ってたからそれ以上の給料が欲しい」と転職して待遇を上げていく事も可能
自分の会社を持てる
仕事を貰える得意先さえ見つければ明日からでも自分の会社を興す事も可能
自分の後輩にも日本で一番有名なドリンクメーカーの英語ロゴを読めなくても会社を興した人や大して仕事もできないのに人柄だけで得意先や従業員を集めて成功してる人も居るので比較的簡単に自分の会社を持てたりするのも特徴です
大卒並の給料
景気のいい会社に入ると大卒並の給料を貰える事だって十分あります
詳しくはこの記事で紹介しています
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肉体労働の短所
基本朝が早い
普通の現場だと8時から朝礼なのでそれまでに現場に入って準備しておかないといけません
現場が遠いと朝4時や5時起きなんて事もあったりします
体調が悪くても休めない
肉体労働では「その現場で作業を終わらせる為には何人必要か?」という感じで人数を決められる事が多いため普通の会社のように「調子が悪いから今日は休ませて欲しい」という事が中々できません
体が資本の仕事でもあるし体調管理は万全にしておきどうしても仕事ができない病気の場合は早目に連絡する事が大事です
体が大事
こちらは上と同様に怪我には気を付けないといけません
自分もギックリ腰からのヘルニア持ちになってますが体を壊すと仕事ができなくなる事もあるので注意が必要です
出会いが無い
現場に女性がほぼいない為出会いが全くなく、職場結婚なんて夢のまた夢
そのせいか独身男性も多く各自婚活してパートナーを探す必要があります
最後に
肉体労働歴20年以上の私が長所と短所を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
機械では出来ない仕事なので肉体労働は求人も多いのも魅力ですよね
是非肉体労働が初めての方でも私のように「こんなやりがいのある仕事があるんだ!」と思えるかもしれないので一度は挑戦してみてもいいかもしれません
それでは。