独立は行動力が大事と言われています
職人さんは誰でも自分で独立できるのか思った事があるはずです
現に私の周りにも独立して成功してる方も少なくなく収入までは分かりませんが自分の現場を持ち会社としてやっています
私は一人親方として会社内で仕事させて貰ってた事もありますが、これは正式な独立ではありませんね
さすがと思うのは『行動力』です
行動しないと進まないのは当然であり、何も始まりません。
しかしむやみに腕も上がったし親方になれば稼げるから独立する!というのはとても無謀です
これから先、仕事を受注していかなければ従業員も養えないので基盤を作ってからでないと無理でしょう
腕前が先輩や親方になってもおかしくない職人さんに「独立しないの?」と何度か聞いた事ありますが
仕事をくれる元請けさんがいない
働いてくれる従業員が見つからない
面倒だ
といった答えがほとんどでしたね
中には「仕事あげるから独立したら?」と監督さんに言われてたけど断っていたという先輩もいました
なので独立できて成功できている方達は行動力がいいです
独立に最低限必要なもの7つ
しかしいくら行動力があって独立しても潰れていく会社もあるので準備はとても必要で
行動力
人脈
器量
資格
通勤車
道具
義理
と重要ですが理由があるものを下で紹介します
人脈
行動力は先に書いたので人脈ですが、仕事も拡大していかないと一つの元請けだけではそこの経営が傾いた時や仕事が空いてしまった時に飯が食べれなくなってしまいます。
なので仕事をくれる受注先を人脈を使って増やしていかないといけないのです
かといって増やしすぎてしまうとこっちが回れなくなり、他の業者さんに回されて以降連絡さえこなくなるケースもあるみたいなので親方は難しいところです
人脈にも2パターンあって縦と横の繋がりがあります
縦の繋がりは仕事を頂いたりする元請けさんのような上下関係。
横の繋がりは忙しい時に応援して貰ったり暇な時に使って貰ったりする言わば同業者さんですね。
この業界も決して将来が約束されてるはずもなく、全国規模の大きな元請けの下に入っている業者でも下請けだったウチの会社に仕事はないか?と言ってくる事があるくらい仕事が取れない時期もあるのです
なので日頃から人脈を確保して保っておくといざ独立するという時に非常に有利になるでしょう
器量
「親方についていけない」と入ってくるより辞めていかれる方が多くて潰れた会社もみています
待遇が少しくらい悪くても親方の器量がいいと辛抱できますが、他より少しくらい待遇はよくても続けられないケースもあるでしょう。
『男に惚れる』と言いましょうか、黙っていても人が寄ってくる方もいますね。
心配ならば他の従業員を納得させて説得してくれる職長を育成し任すのもいいでしょう
資格
資格がないと仕事が受注できないので必須です
想像つくので長い説明は省きますが、例えば足場鳶なら足場組立作業主任だけでなく工事用リフトの資格がなくて仕事を逃したりという事が考えられますね
通勤車と道具
2つ同時に説明しますが通勤車は勿論必要ですね。現場に別れて行かないといけない場合があるのでその分の確保が必要になってきます
田舎だと相乗りして現場に降ろし終わってからまた迎えに行く事も可能ですが、都会へ行く程渋滞や高速代のリスクで難しくなるでしょう
道具はレンタルもありますが揃えておいて「いざ必要!」となった時に役立ちます
普段滅多に使用しない道具も元請けさんにないか聞かれた時に持っていれば会社の株もあがるでしょうし作業も捗る事でしょう
義理
これを忘れてはいけませんね
お世話になった方に『足を向けて寝れない』という言葉もありますがこの業界も恩を仇で返すような事をしていては人脈もなくなり受注も減るでしょう
育ててくれお世話になった会社もいい関係のまま退社する事も大事だし仕事仲間にも応援して送って貰えるのが理想です
思うより噂も広まり易い業界です。ライバルの会社に悪い噂を流されても不利になるので普段から仇となるような事は控えましょう
ライバルを作るより横の繋がりを作っていけた方が会社の財産にもなりますしね
あと、予算がなく困っている現場も助けてあげていればいずれ大きな見返りがくるかもしれません 😉
やる気と行動力があれば誰でもチャンスはあるはずです
私は田舎から引っ越して単身で働いていたので周りに人脈もなく独立は最後までできませんでした
歳も歳だったので人脈を作るには遅すぎた事もありましたし何より都会の地理がチンプンカンプンだったのでそこで心を折られてます 😥
この記事に書いた事はいずれ巡ってきたチャンスを掴むのにも有利だし何より取得しておいて損する物ではありません
私の知り合いにも「その腕前で?」「独立する素振りもなかったのに」と思うのに成功してる人もいるので誰でもチャンスはあるし諦めない事です
初めて見習いで入った会社の親方はたった一人で独立し、しばらく奥さんに材料を受け取って貰っていたそうですが私が辞める時には従業員が7人程になってましたよ
ただそんなにうまくいく事は稀なのでしっかりと基盤を作っておいてから独立するのがいいと思います。
もしも失敗したとしても借金さえ作らなければまた新しい会社へ入り従業員としてやり直せる事もできますね。それでは 🙂